株式会社 補償セミナリー

24時間換気の必要性

近年、新築住宅などで、建築材料などから発散する化学物質(揮発性有機化合物)による室内空気汚染により、めまい、吐き気、喉の痛みなどの症状を伴う「シックハウス症候群」が社会問題化されました。これを改善するべく、平成15年に建築基準法の改正が行われ、室内の換気設備設置が義務付けられたのです。

この改正以前に建築された住宅は、現在のような“気密性”を満足しておりませんので、住宅の至るところに隙間が存在し、いわゆる“隙間風”が室内を自然換気していた為、化学物質が含有した建材を使用していても、あまり問題になっていなかったのです。 近年は省エネルギーが叫ばれ、住宅の“高断熱・高気密化”が進んだ為、“隙間風による自然換気”が失われ、これに変わるものとして、「24時間換気システム」などが、必要となりました。

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温度と湿度と結露

湿度(しつど)とは、大気中に含まれる水蒸気の量や割合を示し、通常は相対湿度を意味しています。 相対湿度とは、ある温度で大気中に含まれる水蒸気の圧力をその温度の飽和水蒸気圧で割ったもの、あるいはある温度で大気中に含まれる水蒸気の量を、その温度の飽和水蒸気量で割ったもの(単位:%)を言います。

相対湿度100%で大気中の水蒸気量が飽和状態となり、結露が発生します。また、そのときの温度を露点温度と言います。 一方、結露とは、物質の表面または内部で、空気中の水蒸気が凝縮することを言います・・・・とここまでが専門的な解説です。 もっと、分かりやすくご説明しましょう。

例えば、室温26度、湿度50%の居室があるとします。この空気の露点温度は15度です。露点温度とは空気中の湿度が100%の状態になる温度ですので、これまでの説明で「ある一定の空気の温度が下がれば、湿度は上がる」という関係が分かると思います。

この関係を踏まえ、前述の居室内に表面温度が14度の窓ガラスがあるとすれば、26度で湿度50%の空気が窓ガラスに触れると、その空気の温度が下がり、湿度が上がるため、結果、飽和状態(コップの中に水をたくさん入れると溢れるようなもの)となり、溢れた水蒸気は空気から分かれ水滴となって窓ガラスの表面に現れるのです。これが結露です。ある一定の温度の空気が低温部に触れると、結露は起こります。

結露対策としては、空気中の水蒸気量を減らす、若しくは周囲の表面温度を上げることが基本です。 具体的には、除湿機などを用いて室内を除湿する方法や外気の影響を受けないよう断熱を強化する、室内を暖房し表面温度を上げる※1、こまめに換気する※2などが挙げられます。

※1 但し、石油やガスファンヒーターなど水蒸気を大量に発生させる暖房方式は結露を助長させるだけですので注意してください。

※2 冬季の外気は湿度が少ないため、換気することにより室内の水蒸気量を減らすことが出来ます。但し、夏場は外気の湿度が多いため、冷房などで冷やされた居室内を換気すると結露が生じますので注意して下さい。

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